地下通信 [chika-tsûshin]

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2006年 02月 05日

ロボラット

c0062756_2325692.jpg 「ロボラット」と言っても何のこっちゃという感じかもしれないが、要はネズミの脳に電極を埋め込み、思うがままに遠隔操作できるようにした「ロボトミー・ラット」のことだという。電極を通じて右に曲がるようネズミの脳に刺激を与えると右に曲がり、左へ曲がるように刺激すれば左に曲がる。命令通りに動いたらネズミの快楽中枢を刺激し、快楽を感じさせるーーという仕組みなのだとか。
 何とも気味の悪い話だが、これを研究しているのがDARPA=国防高等研究計画庁だと聞くと気味の悪さが一気に倍増する。DARPAとは米国防総省の研究・開発部門であり、インターネットの原型を開発したことでも知られる組織。となれば「ロボラット」の用途も薄々想像できよう。
 「ロボラット」研究について紹介していたのは“ニッポン国営”・NHKテレビの「NHKスペシャル・立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える」だった。仕事の片手間に見たため番組全体のトーンは把握できなかったのだが、インタビューで登場した「ロボラット」研究を進める学者の発言を耳にして薄ら寒い気分になった。曰く「ロボラットを使えば戦場での被害を抑えられる」。
 つまり「ロボラット」にカメラを埋め込み、戦場に放って思うがままに遠隔操作すれば被害を出さずに偵察活動ができ、さらにネズミ以外でもサルなどへの応用が検討されているのだという。
 米軍がロボット兵などあらゆる「最新鋭軍事技術」の開発に血眼となっているのは既に良く知られた話だが、もちろんいずれもDARPAが深く関与し、マッドとしかいいようがない研究に巨額の資金が注ぎ込まれている。
 このままいくと、米国によって仕掛けられる戦争はいつの日か、戦場をネズミとロボットが走り回るという気味の悪い風景が広がることになるのかもしれない。常に世界中で戦争を求め続けてきた米国は自国兵の“被害”を最小限に抑えられると宣伝するだろうが、言うまでもなく「殺される側」は人間である。
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by tikatusin | 2006-02-05 02:24 | 罵詈讒謗


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